活動内容

研究総会(年1回、2日間)

2017年度研究総会

国連・子ども(児童)の権利条約がグローバルスタンダードになっている今日、子どもの問題を子どもの権利の視点で捉え解決していこうとすることはいまや国際的な潮流であり、要請であるといえます。それは、2016年に改正された児童福祉法が、すべての子どもは条約の精神にのっとり福祉を等しく保障される権利を有すると規定し、児童福祉の理念に条約の精神や規定を位置づけたことなど、国内的にもいえます。

しかし、子どもの権利を抽象的に論じても、あるいは主張しても問題が解決するわけではありません。また、子どもの権利についてはさまざまな捉え方があります。

このようななかで、改めて学校や施設をはじめ「子どもの現場」の現状を知り、そこでの取り組みから学び、現場に研究の成果等を返していくことが必要になっています。もちろん、子どもの現場といっても、多様ですし、子ども自身が活動しているNPO・NGO等もあります。

今回は、子どもの現場を担っている方々から、その現場では子どもの権利の現実はどうなっているのか、子どもの権利はどのように捉えられているのか、その現場で子どもの権利を保障するためにどのような取り組みをしているのか(担い手の権利保障も含めて)などについて報告してもらい、子どもの権利の視点・手法によって問題解決や取り組みがどう進展するのかなどについて検討したいと考えています。いうまでもありませんが、このシンポジウムは、「べき論」を展開するためでも、一つの結論に導くためのものでありません。みなさんとともに、情報と意見を交換し、検討し合う場です。

 

【1日目:2017年5月20日(土)】12時30分開場
13:00~17:30 早稲田大学文学学術院33号館3階第1会議室
公開シンポジウム「子どもの現場から考える子どもの権利」
開会あいさつ 荒牧 重人(子どもの権利条約総合研究所代表)
基調報告
「子どもの現場から考える子どもの権利」
荒牧 重人(子どもの権利条約総合研究所代表)
報  告
「学校現場と子どもの権利」
八田 裕子(滋賀県中学校教員)
「スクールソーシャルワーカーの取り組みと子どもの権利」
穂苅 幸(東京都北区スクールソーシャルワーカー総括指導員)
「施設における子どもの権利」
上野 陽弘(児童心理治療施設「嵐山学園」生活指導部主任)
「少年院における子どもの権利」
熊倉 ひろみ(法務教官)
「医療と子どもの権利」
田中 恭子(国立成育医療研究センター 小児科専門医)
〇質疑 討論 まとめ
コーディネーター 野村 武司(東京経済大学)
内田 塔子(東洋大学)
【2日目:2017年5月21日(日)】9時30分開場 早稲田大学文学学術院33号館3階第1会議室
10:00~12:30 研究報告【午前の部】
コーディネーター 加藤 悦雄(大妻女子大学)
報  告
1
「京都の昼間保育制度が乳児保育の実現に与える影響」
五十嵐 裕子(浦和大学)
2
「家庭養護における里親の体罰・しつけに関する意識」
中川 友生(早稲田大学・大学院生)
3
「担当制をしく児童養護施設内のくらしに対して職員のかかわりが与えた影響-施設経験者が語る「人生曲線」を手がかりにして-」
田谷 幸子(帝京平成大学)
4
「福祉ニードに基づく支援の今日的課題と子どもの権利に基づく支援を展開する条件-子どもNPOによる支援メカニズムを手がかりにして-」
加藤 悦雄(大妻女子大学)
【2日目:2017年5月21日(日)】9時30分開場 早稲田大学文学学術院33号館3階第1会議室
13:30~16:00 研究報告【午後の部】
コーディネーター 半田 勝久(日本体育大学)
報  告
5
「児童心理治療施設における『RSC活動』実践研究
-スポーツ活動を通した実践から見えてくるもの-」
上野 陽弘(こどもの心のケアハウス 嵐山学園)
6
「学校福祉における子どもの権利保障の取り組み」
高石 啓人(早稲田大学・大学院生)
7
「18歳選挙権時代における主権者教育としての【新しい生徒会】」
高橋 亮平(一般社団法人生徒会活動支援協会)
8
「1920年代ポーランドとコルチャック子どもの権利の探究
-コルチャックの発言を歴史的に跡付ける試み-」
塚本 智宏(東海大学札幌キャンパス)

 
 

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