活動内容

研究総会(年1回、2日間)

2018年度研究総会

国連・子ども(児童)の権利条約がグローバルスタンダードになっている今日、子どもの問題を子どもの権利の視点で捉え解決していこうとすることはいまや国際的な潮流であり、要請であるといえます。それは、2016年に改正された児童福祉法が、すべての子どもは条約の精神にのっとり福祉を等しく保障される権利を有すると規定し、児童福祉の理念に条約の精神や規定を位置づけたことなど、国内的にもいえます。

しかし、子どもの権利を抽象的に論じても、あるいは主張しても問題が解決するわけではありません。また、子どもの権利についてはさまざまな捉え方があります。

このようななかで、改めて学校や施設をはじめ「子どもの現場」の現状を知り、そこでの取り組みから学び、現場に研究の成果等を返していくことが必要になっています。もちろん、子どもの現場といっても、多様ですし、子ども自身が活動しているNPO・NGO等もあります。

今回は、子どもの現場を担っている方々から、その現場では子どもの権利の現実はどうなっているのか、子どもの権利はどのように捉えられているのか、その現場で子どもの権利を保障するためにどのような取り組みをしているのか(担い手の権利保障も含めて)などについて報告してもらい、子どもの権利の視点・手法によって問題解決や取り組みがどう進展するのかなどについて検討したいと考えています。いうまでもありませんが、このシンポジウムは、「べき論」を展開するためでも、一つの結論に導くためのものでありません。みなさんとともに、情報と意見を交換し、検討し合う場です。

 

1 日目【5 月 19 日(土)】12 時 30 分会場
13:00~17:30(予定)早稲田大学文学学術院33号館3階第1会議室
公開シンポジウム「多様な背景をもつ子どもの権利」
開会あいさつ 荒牧 重人(子どもの権利条約総合研究所代表)
基調報告
「子どもの権利条約と多様な背景をもつ子どもの権利」
平野 裕二(子どもの人権連代表委員)
報  告
「障がいのある子ども」
崔 栄繁(DPI日本会議)
「性的マイノリティの子ども」
土肥 いつき(京都府立高校教員)
「在日の子ども」
朴 栄子(桜本保育園)
「外国人の子ども」
鈴木 雅子(弁護士)
〇質疑 討論 まとめ
コーディネーター 荒牧 重人(子どもの権利条約総合研究所代表)
18:00~19:30 懇親会
会場 早稲田大学文学学術院(戸山キャンパス)33号館16階第10会議室
会費 4,000円
2日目【5月20日(日)】9時30分開場 早稲田大学文学学術院33号館333教室
10:00~12:00 研究報告【午前の部】
コーディネーター 加藤 悦雄(大妻女子大学)
報  告
1
代替的家庭環境に育つ子どもの養育者からの体罰に関する意識
―元里子へのインタビュー調査より―
中川 友生(早稲田大学・大学院生)
2
中国における社会的養護の現状と課題
―里親委託の取り組みを中心にして―
柴 ラク(東洋大学・大学院生)
3
中国少数民族における留守児童の暮らし
―イ族の調査を手がかりにして―
尹 暁珊(東洋大学・大学院生)
13:00~16:00 研究報告【午後の部】
コーディネーター 半田 勝久(日本体育大学)
報  告
4
特別支援学校(知的障害)における子どもの人権状況と人権保障の課題
土橋 圭子(愛知県立春日台特別支援学校)
5
児童館と子ども参加
―石巻市子どもセンター指定管理者選定における子ども委員の活動を例として―
安部 芳絵(工学院大学)
6
子どもオンブズパーソン制度化20年における現状と課題
―「都道府県児童福祉審議会を活用した子どもの権利擁護の仕組み」に関する自治体調査から―
吉永 省三(千里金蘭大学)

 
 

過去の研究総会

 
2016年度
2017年度